千葉県公立入試「解剖」ラボ
CHIBA EXAM DISSECTION LAB
【千葉県公立入試】数学「51点の壁」!
「最近の千葉県の入試問題、特に数学が難しくなって」いると聞きませんか?
保護者の皆様から、こうした不安の声をよく耳にします。 実は、千葉県の数学は2022年(令和4年)に「歴史的な大改革」が行われ、それ以前とは別物の試験になっていることをご存知でしょうか?
こんにちは。わたしの学習塾代表の高田操です。
当塾が運営する「千葉県公立入試『解剖』ラボ」へようこそ。
ここでは、どこよりも深く、論理的に入試問題を「解剖」し、合格への最短ルートを探ります。今回のテーマは、直近5年分(2021年〜2025年)の数学です。
1. 2022年が「運命の分かれ道」でした。過去5年の問題を並べると、はっきりとした変化が見て取れます。〜2021年(令和3年): 大問5題構成(計算、小問、関数、図形、規則性)2022年(令和4年)以降: 大問4題構成へ変更たった1問減っただけではありません。中身が劇的に変わりました。 最大の変化は、計算問題や小問集合、確率、作図などがすべて「大問1」に統合された**ことです。2. 知らないと怖い「大問1で51点」の真実現在の千葉県入試(数学)における最大の特徴、それは「大問1だけで、配点が51点ある」ということです。 ※100点満点中の51点です。これは何を意味するかというと、「大問1を全問正解すれば、それだけで平均点(例年50点前後)に到達する」ということです。しかし、ここには罠があります。 2025年の問題でも見られましたが、単純な計算だけでなく、以下のような単元が容赦なく「大問1」に含まれます。データの活用(箱ひげ図・四分位範囲)作図(コンパスを使った思考問題)関数の小問確率これらは以前なら、別の大問でじっくり解くような内容でした。「計算だけできればいい」という時代は終わり、「教科書の全範囲から、基礎を完璧にしておく」ことが、合格への最低条件(スタートライン)となっています。
3. 「思考力」を問う新傾向の出現もう一つの変化は、かつての「規則性」の問題がなくなり、代わりに「会話文や長い文章を読み解く問題(大問4)」が定着したことです。例えば、2023年:じゃんけんのルールを読み解く問題2024年・2025年:会話文から条件を整理する問題ここでは、「数学の力」以前に、「書かれているルールを瞬時に理解する読解力」が問われます。 「計算は速いけれど、文章題は苦手」というお子様が、最も苦戦するのがこのパートです。さらに2024年からは、選択問題において「正しいものをすべて選ぶ(完答)」という形式も登場しました。あてずっぽうでは点数が取れない仕組みになっています。
4. 「解剖ラボ」が提案する3つの対策当ラボでは、これら5年間の分析に基づき、以下の3つを重点対策として推奨しています。① 大問1の「ゼロミス」訓練 配点51点の大問1でミスをすることは、致命傷になります。難問を解く前に、まずは「標準問題を100%の精度で解く」訓練が必要です。② 「初見のルール」に強くなる 過去問演習はもちろんですが、長い問題文を読んで「要するにどういうことか?」を要約する練習が不可欠です。③ 「すべて選ぶ」への論理的アプローチ 消去法ではなく、一つ一つの選択肢に「なぜ正しいか、なぜ違うか」を説明できる論理力を養います。
まとめ:変化を知れば、怖くない千葉県の入試問題は確かに変化し、より「思考力」を問う良問へと進化しています。しかし、敵の正体がわかれば対策は可能です。
わたしの学習塾では、こうした最新の入試分析に基づき、無駄のないカリキュラムで指導を行っています。 当塾の「入試分析室」だからこそできる、データに基づいた指導を体験してみませんか?「うちの子、文章題が苦手かも…」と心配な方は、ぜひ一度、当塾の体験授業で「解き方のコツ」を体感してみてください。

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